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そのプライド、あまりに安っぽくないですか?

そのプライド、あまりに安っぽくないですか?

「俺にもプライドがある」「そんなのはプライドが許さない」・・・そんな言葉を耳にすることはあります。
基本的にはドラマや映画、漫画といったコンテンツ内で良く聞く言葉ですが、口にしたり、ブログなどで文章として書く人がいるのも事実です。
今回のテーマはそんな「プライド」というものについてです。

プライドってどんな意味?

まずは「プライド」という言葉がどんな意味を持っているのでしょうか。
プライドという言葉は元々英語単語であるため、英和辞書を使って調べてみました。

・1 (心に抱く)うぬぼれ,思い上がり;(行動に現れた)横柄さ,傲慢
・2 (…についての)自負,自慢,優越感((at,in ...))
・3 ((また a pride)) 自尊心,プライド,誇り(proper pride)((in,at ...))

【引用:goo辞書

次に国語辞典において調べてみました。

・誇り。自尊心。自負心。「―を傷つける」「仕事に―をもつ」

【引用:goo辞書

微妙に意味が違っているのは興味深いですね。

誰かが口にするプライドってどういう意味?

本記事の最初で出てきた「俺にもプライドがある」「そんなのはプライドが許さない」はどの意味で使っているのでしょうか。
それぞれ当てはめてみても、なんだかしっくりきませんね。

1の「うぬぼれ・思い上がり」だとしたら、それを自分で口にするなんて滑稽ですし、2の「自負,自慢,優越感」といっても何に対して自慢したり、優越感を抱いているのか正直不明です。
おそらく一番近いのは3の「自尊心」と思われますが、自尊心というのは自己を尊重するという「自信」に近い意味があるので、やはり何だか違います。
彼らが口にしているのは「面子(メンツ)」やら「体裁」「見栄」といった意味で使っているのではないでしょうか。

プライドとは誇りという意味であってほしい

自分にとってプライドとは「誇り」であってほしいと考えています。
国語辞典の意味ですね。
誇りとは「名誉に感じること」という意味になりますが、この誇りとは自分に向いているものではなく、自分が誇りに思っている対象に向いているのではないでしょうか。

家族、友達、故郷、趣味、仕事・・・人には自分にとって大切なものがあるものです。
それを大切であると思うこと、それを大切にすることを尊重する姿勢こそがプライドの持つ意味であってほしいのです。

プライドを傷つけられるのは自分じゃない

「プライドが傷つけられた」という言葉は、一見、言われた本人である自分が傷つけられたというように聞こえます。
しかし、これは自分にとって大切な何かが傷つけられたことで自分が大きなショックを受け、憤りを感じているという意味です。
例えば、人種差別をされた際に大きな憤りを感じ、それに対して追及するようなシーンはニュースを見ていても多いです。
あれは自分が差別されたことではなく、自分が名誉に感じている人種そのものが不当に否定されたことによる怒り・悲しみだと自分は思っています。

何かをこき下ろすのはプライドじゃない

また誇りというものは、何かをこき下ろして誇るものでもありません。
そうしないと自分が名誉に思うものを大切に出来ないプライドなんて安っぽくてただの飾り物です。
前に知り合いに「万人ウケするポップスをやるなんてプライドが許さない」と言われたことがありますが、ずいぶんとチンケなプライドだなと閉口した記憶があります。

この場合も「自分はパンクに誇りを持っている。だからパンクを突き詰めたい」という考え方でよいはずです。
何かをこき下ろすことで、自分が大切に思っているもののプライドを傷つけているのです。

プライドは自分の中で大事に育てたい

プライドというものは簡単に表に出すものではありません。
自分の中で大事に育てておくことが、誇りに思うことであり、プライドを持つことだと自分は思います。
もちろん、それが否定されたら反抗したり憤慨したり、その人に興味が失せたりするでしょう。
一人の人間として、誇りを持って暮らしていきたいものです。



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