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アニメ映画の声優を俳優が行うことの是非とその理由とは?

アニメ映画の声優を俳優が行うことの是非とその理由とは?
カテゴリ:  アニメ・アニソン  

エンターテイメントにおいて演技というのは非常に重要なものです。
演技を行う人という括りであれば、俳優と声優に区別されます。
俳優は身振りや声、表情で演技を行い、一方で声優は声のみで演技を行います。
アニメの映画などではたびたび俳優が声を担当することは多いですが、その是非とその理由を考察します。

俳優は俳優を、声優は声優を

率直な意見を述べるのであれば、俳優は俳優をやるべきであり、声優は声優をやるべきということです。
俳優と声優ではそれぞれ求められるものが異なり、それぞれが独自の領域を持っています。
そしてどちらのアクターも、それぞれの道で活躍するべく死に物狂いで日々努力しています。

実際問題、映画の声優を俳優が担当することで話題になることがあります。
確かに俳優であっても声優のプロとそんなに差し支えないパフォーマンスを見せてくれることもあります。
しかし、多くは他の声優とは声質が異なり、物語から浮いてしまい違和感を与えてしまいます。

俳優の分だけ声優の枠が削られる

声優としての演技力において差がつきやすいことが、俳優が声優を担当することに否定的な大きな理由です。
しかし、その一方で俳優が出演することにより、その分だけ他の声優が出演できる枠が削られることも見逃せません。

俳優・声優含め、芸能界というものが弱肉強食で理不尽が日常茶飯事であることは仕方のないことです。
とはいえ、パフォーマンスの劣る俳優がメインの役回りをプロの声優から奪うことは納得できない想いもあるのです。
せっかく映画を見るのであれば、なるべくその世界に入り込みたい自分としては、より映画の世界に没入させてくれる声優で固めてくれた方が嬉しいものです。

それでも俳優が声優をやる理由は?

俳優が声優をやることはあっても、声優が俳優を担うことは滅多にありません。
声優の方が俳優よりも簡単ということでしょうか?
例えばグラビアイドルやモデルが、テレビドラマや映画に出演し、大根演技をかましていることがある現状では理由はそこではないと思います。
つまり俳優が声優をやるというのは、パフォーマンス能力以外の理由があるということになります。

興行というものの使命

アニメや映画などの声優が主戦場となる舞台の本質は興行です。
興行の使命とはずばり、入場料を取ってより多くのお客さんにより多くのお金を落としてもらうことです。
アニメや映画といったコンテンツの情報を自発的に調べてくれるお客さんもいますが、大きな利益を挙げるためにはより広く浅いライトなお客さんを引っ張ってくる必要があります。

そこで知名度が高い俳優を起用することで、その俳優のファンや普段アニメや映画を見ないライトな層を引き込むことを狙います。
声だけでなく外見も出演する俳優の方が一般の人への定着度が高いのは当然です。
声優さんがテレビドラマに出演することになっても、残念ながらメディアはあまり話題にしないでしょう。

声優には出せない声

また、声優には出せない声が演出上で必要になるシーンがあります。
典型的な例を挙げるのであれば、映画「風立ちぬ」で主役の二郎役を演じた庵野秀明さんでしょう。
庵野秀明さんは俳優ではありませんが、声優でもありません。
(いくつかの作品には出演はされていたようですが)
そんな彼が巨匠とも言える宮崎駿監督の最後の作品で主役を務めるというのはまさしくトピックスです。

自分も風立ちぬの映画は見ましたが、確かに二郎の役は声優らしい表情豊かな感はなく違和感を与えたのかもしれません。
しかし、結果的にはどっしりとした独特の存在感のある感じが二郎の不器用だけど芯のあるイメージとピッタリ合致しましたし、その違和感が二郎というキャラクターのインパクトを強めたと自分は感じています。

全ては作品作りのための選択をしてほしい

アニメやアニメ映画の声を担当するのは、本来は声優の仕事です。
俳優の仕事は実写のドラマや映画で、その作品の中の人を演じることが仕事です。
そのため、話題作りや集客のために声優の仕事を俳優が埋め尽くすことは自分はあまり良いことだとは思いません。
もちろん、収入や利益といった事情は当然理解出来ますから、仕方のないことだとは思いますが。

あくまで、良い作品として仕上げるためにその俳優が必要だったという選択をしてほしいものです。
せっかく俳優を使うのですから、その俳優の声や演技の特徴を活かせる役をチョイスするなどのマネジメントが必要だと自分は思います。



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