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ボーカルに声の大きさは必要?声量至上主義の是非

ボーカルに声の大きさは必要?声量至上主義の是非
カテゴリ:  バンド   音楽ネタ   ボーカル  

ボーカルというのは、バンドにおいてお客さん(リスナー)に一番評価されるパートです。
その評価項目にはいろいろとありますが、その中のひとつに「声の大きさ・声量」という基準があります。
今回はそんなボーカルの声の大きさは本当に必要なのかについて考えてみます。

声量至上主義の風潮

さて、声の大きさについてはボーカルの中でも最重要評価基準とも言える風潮は確かにあります。
まず声量が大きい歌手でなければダメという音楽批評家はたくさんいます。
反対に「このボーカルは声が大きいから良い」というポジティブな評価を目にすることはあまりないことから、声量というのはあくまで前提条件であるのです。
声の大きくないボーカルは切り捨てるというのは、まさに声量至上主義とも言いたくなります。

確かに声量は必要だが

ボーカルにおいて確かに声量があるに越したことはありません。
ボーカルの声が聴こえないと、そのボーカル・バンドの魅力は伝わりようもないので、特にバンドサウンドに合わせて歌を歌うボーカルにとっては、ある程度の音量が必要なのは事実です。

しかし、声が大きいというのは一つの貴重な才能ではありますが、本来の声が大きくないボーカルでもボイトレに通ったり勉強をしたりと努力を重ねていけば、ある程度の向上は見込めます。
その「ある程度の」声量があれば十分であると個人的には思います。

バンドがボーカルに合わせるもの

ボーカルの声が大きくないと嫌だというリスナーが相手ならどうしようもありません。
しかしそんな彼らも具体的に「声の大きさは〇〇デシベル以上じゃなければ評価の対象としない」という明確な基準を持っている訳でもないでしょうし、それを計測することも不可能です。
CDなどの音源商品として世に出回るのであれば、ミキシングなどでどうにでもコントロールできる部分です。

ボーカルの声がそんなに大きくないのであれば、バンドメンバーがそれに合わせてバンドサウンドの音量を下げたり、演奏形態やパート構成を変えたりするなどして、音楽の方向性をボーカルの声が活きる方にシフトすれば良いだけの話です。
それをバンドメンバーが良しとしないのであれば、そもそもそのボーカルとそのバンドは相性が悪いため、それぞれが別のバンドを探した方がお互いのためです。

ボーカルに声量を吹き飛ばす魅力があれば良い

ボーカルにおいて声量というのは評価基準の一つに過ぎません。
ましてや、プロがリリースしている音源であれば、声量の大小がクローズアップされることはありません。
それよりもボーカルの声量という評価基準を吹き飛ばす別の魅力をボーカルが持っていればよいだけの話です。

それが声なのか歌い方なのかそれ以外の要素なのかはそのボーカル次第ですので、ボーカル自身が自らの素材を活かすやり方を考えていけば良いのです。
少なくとも自分自身は、声がいかに大きそうでも自分が好きではない声のボーカルと、声は小さそうでも自分が好きな声のボーカルであれば、間違いなく後者を選びます。
声量の高いボーカルを、声量を評価対象にすることを否定しているのでは全くありませんが、声量至上主義には明らかな違和感を感じています。



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