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プロの歌手・バンドに声が似ているボーカルの明暗

プロの歌手・バンドに声が似ているボーカルの明暗
カテゴリ:  バンド   アーティスト   ボーカル  

声、歌声は音楽をやっている人にとって、特にボーカルにとっては生まれながらに持っている個性です。
そして時にその個性は他のボーカリストに近い個性である、つまりは似ていることもあります。
今回はそんな声の個性とボーカルとの関係について考えてみます。

似ている声の人は存在するもの

ボーカルにとって声は自分の存在そのものともいえます。
魅力的な歌声を持っている人というのはそれだけでボーカルとして有利なのは間違いありません。

その中で、ボーカルの声が他のバンドのボーカルや歌手の声に近い特性を持っている、似ているということがあります。
いくら声が人によって違うとは言っても、人は親から子供へDNAを引き継いできている以上、全員が全員系統すら異なる声を持っているということはありません。
そのため、誰にも似ていない声というものを持っている人というのは滅多にいないと言っても良いのです。

声が似ているは褒め言葉なのか?

「他のボーカルと声が似ている」という評価をされるというのは、そのボーカルにおいて誉め言葉なのでしょうか。
答えはYesでもあり、Noでもあるとも言えると思います。
その系統の声が好きなリスナーからはデジャブ感を抱かせやすく、支持を受けやすい反面、完全なるオリジナルという評価はされずらくなります。

一方、日々音楽シーンでは新たなバンド・歌手、そして個性的な声の持ち主が登場しています。
それでも圧倒的なオリジナリティを発揮しているのは、もちろん、本当に個性的な声を持っている人はいるでしょうが、似ている声のボーカルが今まで登場してこなかった、または脚光を浴びてこなかったということもあるのです。

アマチュアなら同化を喜べる

アマチュアバンドで、ボーカルが自分の声と似ている歌手が好きでそのバンドの曲をやるような場合は、そのバンドの存在に近づけることが出来るので、大いにポジティブに捉えることが出来るのではないでしょうか。
似ていることで聴いている側から見ても「本物感」が高まり、ライブなどの評判も上々になりやすくなります。

プロ志向なら足かせにもなり得る

しかし、音楽でプロを目指しているようなボーカリストの場合には残念ながら有利に働くとは言いづらいのが正直なところです。
プロとして活躍するうえでバンド、特にボーカリストのオリジナリティというのは非常に重要な要素であり、他の著名なボーカルに似ているという時点で、個性の面では足かせになる可能性が大いにあります。

特に似ていることをボーカルやバンド自身が自認している場合は、似ているボーカルの幻影に縛られてしまいがちです。
似ている対象のイメージから脱却することを第一に考えるあまり、自分たちの個性をまっすぐに表現することを困難にしてしまう懸念があるからです。
オリジナリティを突き詰めれば突き詰めるほど、「○○に似ている」という世間のレッテルが邪魔になってしまうのです。

自分なりのオリジナリティを目指そう

自分に声が似ているボーカルが活躍しているということ自体は、普通にあり得ることですし、自分の声を他の声に変えることも出来ません。
大切なことはそのことに縛られすぎず、自分なりのオリジナリティを目指すことではないでしょうか。

声自体が似ていたとしても、歌い方や声の出し方といいった技術面ではもちろん、音楽の方向性やその人自身が歩んできた経験によって、オリジナリティを突き詰めることは出来るはずです。
それに似た声のボーカルが活躍しているという事実は、自分の声が多くの人に受け入れられるチャンスが確かに存在するということにもつながります。
その事実を忘れずにまっすぐに音楽と向き合うことが大切だと思います。



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