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カラオケ歌手はボーカルとして成功できるか?

カラオケ歌手はボーカルとして成功できるか?
カテゴリ:  音楽ネタ   ボーカル  

最近、素人を集めてカラオケコンテストを行うテレビ番組が増えているような印象があります。
カラオケとボーカルの違いについては、以前に記事にしましたが、カラオケコンテストで優勝するような歌手であれば、ボーカルとして成功できる可能性はあるのかを今回は考えてみます。

大成する可能性は低い

結論から言ってしまえば、カラオケコンテストの番組で全国優勝をしたとしても、ボーカルとして成功する可能性は限りなく低いものと自分は考えています。
もちろん、普通に歌手を目指しているボーカルも成功する可能性は限りなく低いのも事実です。
しかし、それに比べても不利な面があると感じています。

カラオケ歌手は歌はうまい

カラオケとバンドでのボーカルも同じ歌です。
そのため、カラオケコンテストで優勝するような猛者は、歌はうまいのは間違いありません。
カラオケでは正確な音程コントロールや声量が採点の大きなウエイトを占めています。
カラオケという環境下ではオリジナルの歌手よりも高い点数を残すこともよくあるそうです。

カラオケがうまい=歌がうまいという考え方をするのであれば、彼らの歌のレベルというのは、プロで活躍しているシンガーに匹敵する能力を有しているとも言えます。

コピーする能力と表現する能力は別物

歌というのは、様々な能力が求められます。
音程やリズム感、声量といった技術的な能力、そして表現力や個性といった才能的でクリエイティブな能力です。
カラオケでは前者が、ボーカルとしては後者の能力が大きく求められます。

カラオケは、楽曲のメロディや歌を完全にコピーすることが目的・ゴールです。
一方、ボーカルは自らが楽曲・世界観を作り、そこに自分という存在を上塗りして、歌として世に繰り出すことがボーカルとしてやるべきことです。
そのため、両者は同じ歌手であっても全くベクトルの異なる存在であると言えます。

こぶしやビブラートは得点稼ぎ

カラオケではこぶしやビブラートを利かせるほど得点があがる仕組みになっています。
いわば得点稼ぎですね。

しかし、実際の楽曲で頻繁にビブラートやこぶしを利かせるほど、良い歌になるということはありません。
楽曲をより魅力的に表現するのかを考える過程で、ビブラートやこぶしを特定の箇所に盛り込むアイディアが出てくるものなのです。
カラオケの能力を上げるということは、ボーカルとしてのオリジナリティを育てることとイコールにはならないのです。

MayJさんがたどった道

カラオケがうまい方が表現力がないと言い切っている訳ではありません。
何事に対しても、センスや能力がある方というのはいるものです。
しかし、歌手としての能力やセンスといった部分以外での不利な面が大きいのです。

May Jさんは、もともと歌手でしたがテレビ朝日の番組「関ジャニーの仕分け」などの番組がきっかけで「May J=カラオケ」というイメージが定着しました。
また、ディズニー映画「アナと雪の女王」ではエンディングの主題歌を担当しましたが、劇中の吹き替え担当の松たか子が歌った同曲と比較されました。
その中で、大抵は「感情がこもっていない」「薄っぺらい」など芳しくない評価のもの多数を占める結果となってしまいました。

もともと、作品中の声優を兼ねている松たか子さんの方が感情移入しやすいという有利な条件でもありました。
ここでは、May Jさんの歌については評価しませんが、ここで一つの事実が浮かび上がります。

カラオケ歌手は印象が良くない

カラオケ歌手がボーカル歌手と比べて、表現力を養いづらい部分はありますが、結局はその人次第です。
カラオケ出身の歌手でも表現力が飛びぬけて高い方もいれば、ずっとボーカルをやってきた歌手でも表現のうまくない方もいます。

しかし、世間一般のイメージとして、「カラオケ歌手=歌はうまいけど薄っぺらい」という評価が根付いているのが事実です。
その先入観が、カラオケ歌手に対する心象をスタートラインから引き下げてしまっているのです。

長年追っているファンであればともかく、テレビなどでパッと見る一見さんは間違いなく、「カラオケ歌手」という色眼鏡を通してみます。
いくら表現力豊かでボーカルとしての力があっても、そのイメージを覆すのは難しいのです。
残念ながら、これがカラオケ歌手がボーカルとして成功できないと考える一番の理由です。
ボーカルとして成功したいと考えている方は、そのようなハンデを抱えるのは避けた方が良いのかもしれませんね。



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