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邦楽ポップス・Jポップというジャンルの魅力とは?

邦楽ポップス・Jポップというジャンルの魅力とは?
カテゴリ:  ポップス   音楽ネタ   音楽のジャンル  

誰かと音楽の話をしていたり、音楽に関することをネットサーフィンしていると、大抵邦楽ポップスは批判的なことを言われている訳です。
とはいえ、日本の音楽界では何だかんだいってもポップスが主流であり、売れ筋であることは間違いありません。

売れていることに批判的なことを言う方もいますが、他の商品と違い、音楽はジャンルや品質などによる価格(定価という意味でお考えください)の違いがある訳ではありません。
日本で出回っている音楽というのは、大体が、シングル1,000円、アルバム3,000円、配信音源が数百円とジャンルに関係なくほぼ同列な価格設定がされています。
つまり、その状況でも売れているということは支持を集めている訳でもあり、そこには何かの魅力があるからです。 そこで今回は邦楽ポップスならではの魅力について考えてみます。

特徴がない分、アーティストの個性がダイレクトに

まず音楽性、ジャンル的な面から考えてみると、ポップスというジャンルは明確な定義があやふやな部分があり、幅が広いです。
それによってジャズのようなセブンスコードを多用したオシャレさや、ハードロックのような歪んだ迫力のあるサウンドといった分かりやすい特徴はありません。

特徴がないのが特徴とも言えますが、逆をいえばそれだけバンドやアーティストにとっては自由度が高く曲が作れるとも言えるため、よりアーティストごとの個性が鮮明に現れるのがポップスの大きな魅力とも言えます。
そのため、アーティストの持つ音楽的な芯の部分を近い距離で楽しめるのではないでしょうか。
ジャンル自体に個性がないため、個性のないアーティストはすぐに埋もれてしまいます。

日本人の音楽のルーツであること

個人的にポップスの一番の魅力は、日本人にとって一番馴染み深いことであると思います。
このブログ内で何度も言及していますが、日本で育ち、長い時間をかけて文化として定着していったものというのは、やはり心地がよいものなのです。

ポップスとは大衆的で手垢のついた音楽かもしれませんが、それは今まで多くの人が関わり、研鑽し、それを聴く人がいた長い歴史の成果物というべき音楽です。
そういう意味でまさしく日本人の、日本人による、日本人のための音楽であり、日本人の耳にジャストフィットする感覚こそがポップスの一番の魅力ではないでしょうか。

スタンダードは反発されやすい

一方で大衆的で身近なポップスというのは、反発されやすい対象でもあり、それは至極当然のこととも言えます。
まして、音楽というのは作る側にとっても聴く側にとっても、その人自身の思想やポリシーが色濃く映るものあるため、大衆的なスタンダードというものは下駄履きにされる宿命にあるのです。
それによって洋楽や他の音楽に興味を持つというのも良いきっかけだと思いますし、ポップスだから無条件に良い音楽なんてこともあり得ません。

ジャンルとはあくまで体系的なもの

そもそもジャンルというものは音楽そのものではなく、音楽嗜好の方向性、体系的なものに過ぎません。
だから「このジャンルは最高。あのジャンルはダメ」というようにジャンルというフィルターを通して音楽を評価するのではなく、楽曲をまっすぐに楽しんでこそ、「音を楽しむ」ということなのです。
その上で、私たち日本人がよりダイレクトにバンド・アーティストの世界に入りやすいのがポップスであると思います。



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