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そもそも邦楽と洋楽って区別する必要あるのか?

そもそも邦楽と洋楽って区別する必要あるのか?
カテゴリ:  ポップス   音楽ネタ   音楽のジャンル  

邦楽と洋楽は今までも、そしてこれからも比較され続ける存在です。
どちらが優れているのかとか、どちらが人気があるのか・・・しかし、どちらも共に音楽であることは変わりません。
そこで今回は邦楽と洋楽を区別する意味や必要性について考えてみます。

邦楽と洋楽で異なる部分は?

邦楽と洋楽を区別するということは、それぞれが違う特性を持っているということになります。
邦楽と洋楽で異なる部分は、主に「音楽の生まれた場所」と「言語」です。

音楽の生まれた場所

洋楽とはその名の通り、日本ではない場所で生まれた音楽であり、邦楽は日本国内で生まれた音楽です。
そういう意味で、邦楽と洋楽は明確な区別が出来ます。

言語

また、生まれた国が違えば、言語も異なります。
日本は唯一無二の日本語が主言語の国であるため、邦楽は基本的に日本語が主体となって作られていますね。
中には英語などの外国語のみで構成されている楽曲もありますが、日本語だけで出来ている洋楽なんてものはそうそうありません。
そういう意味で言語という面においても区別が出来ます。

音楽の方向性という区別はできない

しかし、洋楽と邦楽というくくり方はとてつもなく大きな分け方であるため、音楽の方向性という区別にはなり得ません。
そのため、音楽の中身という意味では、両者の比較は不可能であると言えます。

洋楽って、西洋音楽?海外の音楽?

ちなみに洋楽というのは、西洋音楽を指す場合と、日本以外の外国で作られた音楽全てのことを指す場合がありますが、これは言葉の意味としてはどちらも正解のようです。
しかし、各所で比較されているのは大抵、イギリスやアメリカといった西洋諸国の音楽のことを指しているように思えます。
アフリカの音楽を挙げて「やっぱり邦楽より洋楽だよな」と言っているシーンというのはほぼ皆無です。
そのため、邦楽がよく比較されているのは、海外の音楽全般ではなく、西洋音楽であると言えます。

洋楽が好きという人は、単に日本が好きではないだけ

日本人は、欧米文化が大好きです。というよりも日本のことが好きではない人が多いです。
もちろん、欧米で生まれたロックが現代音楽のルーツであることは間違いなく、それは素晴らしい歴史ではありますが、洋楽と邦楽というあまりにも巨大すぎるカテゴリ分けで良い悪いの話は本来なら出てこないはずです。

したがって、「洋楽は好き。邦楽は好きではない」という人は、ただ単に日本という国、または日本語が好きではない、だからそんな日本で生まれた日本語の音楽も好きではない・・・そういう人ということも言えます。
日本は経済が発展していて衣食住の危機には直面していませんし、治安も良好、何より独自の文化を多く持っている素晴らしい国であり、日本語も素晴らしくクールな言語だと自分は思うんですけどね・・・。

マクロの視点とミクロの視点

最後に表題であった「洋楽と邦楽は区別する必要があるのか」という問題については、マクロな視点とミクロな視点とで分けて結論を出すべきだと思います。

マクロでは区別する意味はある

大きな枠として考えた場合には、やはり洋楽と邦楽は、事実として違うものであり、区別は必要です。
これをひとまとめにしてしまうと、音楽を聴く様々な場面で弊害が出てきます。
例えば、音楽を借りようとCDレンタル屋に足を運ぶような場合に、「ポップ・JPOP」や「ロック」、「テクノ」といったジャンルのカテゴリ分けと同様に、日本の音楽とそれ以外というのは、分けられていた方がやはり便利です。

ミクロでは意味がない

一方、洋楽の中の一つの音楽、邦楽の中の一つの音楽というミクロな視点で考えてみると、区別する必要はほぼないと言ってもうよいでしょう。
例えばアヴリル・ラヴィーンはカナダの人だから洋楽で、YUIは日本出身だから邦楽だよね!という区別において一体何の意味があるでしょうか。
結局のところ、洋楽と邦楽という垣根は、カテゴリとしての区別としてしか意味を持たないということです。

どちらが音楽として優れているのかという議論は意味がない

以上、洋楽と邦楽の区別について考察してみましたが、結論として一言でまとめるのであれば「邦楽と洋楽という区別は、カテゴリ分けの一つという意味では必要」ということ。
加えて言うのであれば、洋楽と邦楽を比較する場合、販売枚数やシェアといった数値で示される部分においては、比較する価値はありますが、音楽的な価値でいえば、洋楽と邦楽のそれ自体を比較することには意味がありません。
「The Beatlesは洋楽だから素晴らしい。Mr.Childrenは邦楽だからクソだ。」なんていう人の言葉に説得力は皆無ですし、そういう色眼鏡を音楽をフィルタリングすることは、音楽の価値を歪めることに他ならないからです。



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コメント

匿名さん
ミクロとかマクロとか(笑) 和食と洋食って区別されてますけど、洋食がすき、っていう場合はその傾向の話であって単独では和食にも好きなのがあるのは当然です。 それでも他人と話すときに一つ一つ説明なんてできないので洋食が好きと説明します。ミクロでは意味がない、ではなく、もともとミクロなんて入っていないのです。邦楽が嫌いというのも日本語が嫌いとか関係ないですよ。日本も日本語も大好きだけど、って人がほとんどで、邦楽嫌いなひとが日本や日本語が嫌いって人見たことないですしね。演歌は嫌だ、でもアイドルだのなんだの子供向けの陳腐な楽曲もいやだ、まともな大人向けの歌が少なすぎる、ってのが大半じゃないですかね。
2021-07-05 07:48:06

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