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サイドギターを下手ギターって呼ぶのはそろそろやめないか?

サイドギターを下手ギターって呼ぶのはそろそろやめないか?
カテゴリ:  バンド   エレキギター  

ギターが2本あるバンドでは、それぞれのギターのことを区別して呼ぶことが一般的です。
それが上手(かみて)ギターと呼ばれるリードギターと、下手(しもて)ギターと呼ばれるサイドギターです。
今回はそんなサイドギターの呼び方に関するお話です。

リードギターとサイドギター

リードギターはギターソロやリフといったいわゆる耳に目立つパートを担当し、サイドギターはバッキングやアルペジオを主体して、陰でバンドの音を支える縁の下の力持ち的な役回りを担います。
二人ともリードギターの立ち位置にしている場合もありますが、その場合は演奏する中でリードギターとサイドギターを分け合っています。

下手ギターという呼び方、どうにかならない?

いつも思うのですが、「下手ギター」って呼び方はどうなんでしょう。
知っている人は「しもて」と読むことが出来ますが、知らない人はおそらく「へた」と読んでしまいますし、分かってはいてもその字面がどうにも複雑な気持ちになるのです。
それではなぜギター1、ギター2でも良いのに、敢えて「上手」「下手」という呼び方をするのでしょうか。

席次的な意味合い

その理由はおそらく席次的な意味合いが強いのです。
そもそも「かみて」「しもて」と実際に声に出して使用する人というのは、ライブハウスなどのPAさんである場合がほとんどです。
それぞれのギターの音のバランスを取るリハーサルのようなシーンで、両者を明確に区別するには確かに便利です。

「JC」「マーシャル」という呼び方で呼ぶシーンもあります。
しかし、マーシャル同士など同じメーカーのアンプを使う場合にはやはり区別が出来なくなります。
そのため、席次的な意味合いで呼ぶのには確かに合理性があります。

ビジネスマナーなどでは、奥の席ほど上座、ドアに近い席ほど下座と呼びますが、その名残を受けて今のような呼び方が定着したのでしょう。
基本的に上手ギターはお客さんから見て右側、ボーカルの右隣りの広大なスペースを使えますが、下手ギターをボーカルの左側のスペースを、ベースと共有して使うことが多いです。

うまい、ヘタの問題

また、基本的には上手ギターにはリードギターが、下手ギターにはサイドギターが配置されます。
そして、何だかんだリードギターはうまい人が担当し、サイドギターはヘタな人が担当するという暗黙の了解的なものがあります。
そういう意味もかけての上手ギター・下手ギターというのが定着したようにも思えます。

注目度の問題

ボーカルの右隣りのスペースを一人で利用できるため、上手ギターの方が当然注目を浴びることが出来ます。
リードギターが2人いるようなバンドは別として、やはりバッキングが主体のサイドギターは見た目が地味なことは否定できません。
アンプに足をかけてギターソロを熱演する姿はやはり華がありますから、リードギターが上手部分にいることはエンターテイメント的にも非常に合理性があります。

下手ギター=ヘタギターではない

席次や注目度などの意味合いで上下関係が敷かれている両者ですが、ギタリストとしてのレベルが、上手ギター>下手ギター、リードギター>サイドギターという訳では決してありません。
両者はそれぞれベクトルの異なる分野の技術が求められるのです。
確かに速弾きには技術が必要とされますが、それはバッキングだって同じことです。
むしろ繊細さや奥深さの面で言えばバッキングの方が極めるのは大変かもしれません。

しかし、「下手」という名称も相まってサイドギターの地位は低いように思えます。
自分は多くのバンドでリードギター側の立場でやらせてもらっていましたが、サイドギターの重要性は実感していますし、その難しさも含めてサイドギターの人をリスペクトしてきたつもりです。
明確に両者を区別する必要があるPAさんなどは除いて、下手ギターっていう呼び方ではなく敬意を込めてサイドギターって呼んでほしいと個人的には思います。



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