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配信サイトの発展と音楽の多様化・自由化の功罪【前編】

配信サイトの発展に伴う音楽の多様化・自由化の功罪【前編】
カテゴリ:  音楽ネタ   スマホと音楽  

音楽の配信サイトの広告をよく電車の中やインターネット上、TVCMを見かけるようになりました。
「何百万もの曲を収録!」という数字を見ると、世に出ている音楽というのはどれだけ数が多いのかと眩暈までしてきます。
・・・というくらいに、ここ10数年で音楽は劇的に多様化・自由化してきました。
そしてこれからもその流れはより激しさを増していくでしょう。
今回はそんな音楽の多様化・自由化のリスナー側から考えてみたいと思います。

プロやアマチュア、多様なジャンルと何でもござれ

音楽の録音環境、配信環境の進歩により、誰でも気軽に作成した楽曲を配信したり販売することが出来るようになりました。
それによって、プロのアーティストはもちろん、インディーズ、アマチュアのアーティストまで幅広く混在し、本当に多種多様なジャンル、またはジャンルとして確立されていないようなニッチでサッチな楽曲まであります。
今は本当に多くの楽曲に囲まれており、どんな音楽でも聴くことが出来る環境が整っています。

これは低い階層のアーティストからしてみれば、裾野が広がることはチャンスであり、今までトップを駆けていたプロのアーティストからしてみれば、自分達が独占していたパイを膨大な数のアーティストに明け渡すことにもなります。
リスナーから見たら、幅広い楽曲を聴けるような環境が構築されていることは大きなプラスだと思います。

好きな音楽を探す楽しさ

音楽を聴いている人というのは、自然と好きなジャンルやアーティストの世界観というのが傾向として表れてきます。
これは料理やファッションの嗜好と同様で、その人が生きてきた人生の中で蓄積してきたその人のセンスです。
昔のようにポップス・ロック一辺倒というように偏ったジャンルの楽曲ばかりではないため、自分が好きな雰囲気の音楽を探すことがしやすくなっていますし、音楽の量も大きく増えています。

好きな曲を1曲、好きなアーティストを一つ見つけたら、また次のお気に入りを見つけたくなるのが人間です。
配信サイトや楽曲紹介サイトでは、自分が見ている楽曲・アーティストに近い雰囲気の楽曲・アーティストを紹介してくれるレコメンド機能なども整備されていて、口コミや雑誌以外にも統計的な情報を得られることは嬉しいです。

新しいジャンル・音楽を探す楽しさ

いくら好きな音楽でも、ずっとそればかりを聴いていると飽きが来るものです。
そういう時に、普段とはちょっと違ったジャンルやアーティスト、音楽を聴きたくなります。
今なら幅広い音楽を入手できるので、そういったマンネリを解消する手段には尽きません。

一体何曲あるのか・・・

音楽の量が莫大に増えたことというのは、もちろんプラスは計り知れませんが、それだけ自分にとってハマる曲を見つけ出す深度も深くなります。
例えば、iTunesストアの楽曲数は、2015年7月時点で、4,300万を超えるとのこと。
4,300万というと、大体スペインの人口と同程度ということになります。
そして、日本の世帯数というのが、平成22年時点で5,000万強ですから、ほぼ一家に一台ならぬ一家に一曲ずつというような膨大な数の楽曲があることになります。
数としては把握できても、実体としては想像もつきません。。

様々な曲を聴けるということで、選択肢は増えることはメリットも多く、良いことづくめのような気もしますが、その自由度の高さ故に現れてくる問題もあります。
そちらについては、【後編】にて紹介します。



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