HOME  >  音楽コンクールとオーディションの違いとは?

本ページはプロモーションが含まれています。

音楽コンクールとオーディションの違いとは?

音楽コンクールとオーディションの違いとは?
カテゴリ:  音楽ネタ  

音楽は商品として、嗜好品として、BGMといった付属物として、といったように様々な側面を持っています。
その中において、音楽の価値を評価し、時にはいくつかの音楽を比較して評価し、順位付けをしなければならないシーンもあります。
今回は音楽や演奏者を比較するということ、その中でも音楽コンクールとオーディションについて考えてみます。

音楽は比較するものではないが・・・

商品としての音楽とした時には、売上枚数やSNSなどのシェア・高評価の数や割合といった数値で価値を判断することが出来ます。
しかし、音楽の芸術的価値についてはそんな簡単にはいきません。

本ブログにおいては、事あるごとに「邦楽と洋楽や、ジャンル、またはアーティスト・楽曲単位で、好き嫌いは当然としてあるものだけど、どちらが音楽としてより優れているかの比較はするものではない」と書き連ねてきました。
それは真実であると信じていますが、それでも音楽的価値において、音楽や演奏者を比較して評価しなければならない場面、人というのが存在するのもまた事実であり、それに音楽コンクールやオーディションが該当します。

音楽コンクールやオーディションの審査員

音楽コンクールやオーディションというのは、参加者が演奏し、それを審査員が採点をするという構造は非常に似ています。
コンクールやオーディションというのは、その性質上、競争の要素が少なからずあります。
演奏や歌を観賞した上で、優勝者や優秀者、またはランク付けしていかなければいけません。

どちらも音楽的価値を鑑みて、比較評価するのは共通していますが、その価値に対する方向性において大きな差があります。
それはそもそもコンクールとオーディションでは、その用途・目的が異なっているからです。

音楽コンクールのオーディション違いとは?

音楽コンクールというものは、参加した演奏者の中から能力が高い順にランク付けを行うもので、いわゆる技術や能力を競うものです。
一方、オーディションというのは主催者が求める人材の発掘や選抜を目的としています。
これは必ずしも、能力や技術が高ければよいというものではなく、あくまで主催者が求めている存在にどれだけ近いかのを競うものとなります。

評価基準・求められているものが異なる

そもそもの求めるものが異なるため、その評価基準も全く異なるのです。
新人アーティストを発掘するようなオーディションでは現時点では未完成で荒削りでも、将来性や才能がある人材が優先されることがあります。
しかし、合唱コンクールなどで明らかに他の演奏者の方が能力が低いのに「現時点では課題があるが、将来性があるから優勝だ」なんて言われたら納得できませんね。

オーディションのように、主催者の好みで順位をつけるのであれば、それはそういうランク付けと認識することが出来ます。
一方、コンクールのように能力や技術を判断するのであれば、そこに主観は入りづらいとも思いますが、それでもやはりどの能力を優先するかは審査員により異なります。
そういう意味で、普段から音楽の価値を順位付けをしているような人達であっても、本当の音楽の価値を狂い無く評価するというのは不可能なのかもしれませんね。

企画の趣旨を理解して取り組む

コンテストとオーディションでは目的や評価基準が違うことを書きましたが、コンテスト、オーディション、それぞれの中でも趣旨は異なるはずです。
良い成績を残したいと考えるのは、当然のことなのかもしれませんが、どういったやり方なら評価されるのかを理解して取り組むことで、良い結果を残せる確率が向上するのではないでしょうか。



このエントリーをはてなブックマークに追加



同じカテゴリの記事一覧

カテゴリ:  音楽ネタ  

コメント

[+]コメントする

*・・・必須項目
お名前:
コメント(300文字以内)*

※コメントの入力文字数は300文字までです。
※コメント投稿の際は注意事項に同意したものとみなします。




最新記事

人気のある記事

カテゴリ

タグ




提携リンク

理結とハルさんのバンド入門講座
【理結とハルさんのバンド入門講座】






▲ページトップへ