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Mr.Children(ミスチル)はHEROを転機として変わった

カテゴリ:  ポップス   アーティスト  

日本では屈指の人気・実績を誇るMr.Children、通称ミスチル。
ちょっとした数字を見ただけでもその凄さが分かります。

・通算CD販売数 2位(5844.4万枚)
    情報引用:HARMONIC -日本の全アーティストの歴代CDシングル・アルバム総売上ランキング TOP100 最新版-

・5thシングル「innocent world」(1994年6月1日)から34thシングル「祈り ~涙の軌道/End of the day/pieces」(2012年4月18日)まで実に30枚連続、約17年10ヶ月に渡って、シングルの最高順位1位を継続
情報引用:wikipedia -Mr.Children-

Mr.Childrenのような巨大なアーティストでさえ、時間の経過・時代の変化とともにサウンドや世界観を変えてきながら、多くの人に支持され続けています。
今回はそんなミスチルの変化や転機について考えてみたいと思います。

ダークでニヒルな世界観

Mr.Childrenというバンドが頭角を現してきたのは4thシングル「CROSS ROAD」あたりです。
それからしばらくの間はインパクトは絶大ながらもシンプルでエモーショナルなメロディとは裏腹に、どこか根暗で感情を心の奥に秘めたような抑揚を抑えた歌い方。
そして子供が大人の社会に反発をするような、皮肉に満ちたニヒルな世界観が根底がある印象を受けます。

特に1996年6月24日に発売された「深海」というアルバムは、「マシンガンをぶっ放せ」を筆頭に暗く重く厭世的な雰囲気が充満しており、いわゆる"前期"のMr.Childrenを象徴するアルバムであると思います。

柔らかく愛しさに満ちたバンドへ

しかし、そんなロックバンドも2002年12月11日に発売された「HERO」の周辺から、世界観を大きく変えていきます。
ほぼ同時期にボーカルの桜井和寿さんが小脳梗塞で倒れてから復帰したことも契機なのかもしれません。

その変化は「マイナスからプラスへ」というものと自分は感じました。
それはストリングスやピアノを多用するようになったというサウンド的、ソフトウェア的な面だけでなく、音楽への姿勢・想いが変化したように思えます。
尖った歌詞・サウンドから「柔らかく愛しさに満ちた音楽」へとシフトし、円熟味が増した懐の深いサウンドへと進化をしていきます。

「HOME」で一つの完成形へ

前述した「HERO」以降、「シフクノオト」「I love U」という過渡期を経て、2007年3月14日に発売した「HOME」というアルバムの段階で、今のミスチルにおける根底部分が一つの完成形となったと個人的には思っています。
サウンド的における一番の変化は「声」です。

感情を隠さずに歓びと感謝を込めた歌い方へと変化し、声を聴くだけで「あ、今笑って歌っているんだな」というのを感じ取れるようになります。
もちろん皮肉な歌詞がなくなった訳でもMr.Childrenらしさを無くした訳でもありませんが、その皮肉でさえも反発ではなく、ユーモアを込めたジョークのようなニュアンス・メッセージのような伝え方へと変わっていったように思えます。

Mr.Childrenが選んだ未来

「昔のMr.Childrenの方が良かった」「最近は牙を無くして退屈だ」・・・バンド・アーティストは変化を遂げていくものであり、その変化を望まなかったり、抵抗を感じる人が多数いることも当然のことです。
しかし、Mr.Childrenのメンバー達は過ぎていく歳月の中で、家庭を持ったり、様々な経験を積んで、その中で今より良い音楽を創ろうと試行錯誤を繰り返してきて、過去から見た未来、つまりは今に至ったのです。

自分は今のMr.Childrenが創り出す音楽が大好きですし、昔の音楽も大好きです。
昔とどちらが良いかを比較しながら聴くのではなく、そのMr.Childrenが歩んできた道のり・変化を感じながら聴くのも良いものだと思います。



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